本人活動支援

知的障害のある人の本人活動とは、本人たちが自分たちのやりたいことを企画して行う様々な活動です。本人たちによる運営が特徴であると同時に、何らかの手助けや支援を必要とし、新しい情報を得たり、権利について学んだりするのは、支援者からの働きかけがきっかけになることもあります。

私は、大学院生のころ、また関西での教員生活を経て関東に戻ってきた2018年以降、知的障害者幡ヶ谷教室「GAYA」から派生した本人活動グループ「ぐっとあっぷガヤ」に関わっています。当初は遊びに行く、料理をするなど、メンバーがやりたいことを話し合い、計画、実行するという活動が中心でした。インクルーシブリサーチによる調査活動を通して、大学での授業や市民講座のゲストスピーカー、福祉関係者の大会での発表など、メンバーが自分たちの経験を話し、教える側になる機会が増え、みんなの意識や関心も変化しています。

本人活動の「利用」とならないよう、権力関係、利害関係を自覚しつつ、月に1回の活動を楽しみにしています。

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