本人活動支援
知的障害のある人の本人活動とは、本人たちが自分たちのやりたいことを企画して行う様々な活動です。本人たちによる運営が特徴であると同時に、何らかの手助けや支援を必要とし、新しい情報を得たり、権利について学んだりするのは、支援者からの働きかけがきっかけになることもあります。
私は、大学院生のころ、また関西での教員生活を経て関東に戻ってきた2018年以降、知的障害者幡ヶ谷教室「GAYA」から派生した本人活動グループ「ぐっとあっぷガヤ」に関わっています。当初は遊びに行く、料理をするなど、メンバーがやりたいことを話し合い、計画、実行するという活動が中心でした。インクルーシブリサーチによる調査活動を通して、大学での授業や市民講座のゲストスピーカー、福祉関係者の大会での発表など、メンバーが自分たちの経験を話し、教える側になる機会が増え、みんなの意識や関心も変化しています。
本人活動の「利用」とならないよう、権力関係、利害関係を自覚しつつ、月に1回の活動を楽しみにしています。

- 2024年11月 第7回渋谷福祉学会でポスター発表「ぐっとあっぷがやのかつどうしょうかい」をしました
- 2024年3月 【ボランティアセミナー】シブヤ迷宮を探検しよう ~インクルーシブリサーチが攻略のカギ~を開催しました!
- 2023年11月 第6回渋谷福祉学会でポスター発表「私達の活動紹介」をしました
- 2023年3月 ボランティアセミナー「シブヤ迷宮を探検しよう~インクルーシブリサーチが攻略のカギ~」を実施しました!
- 2022年12月 えびす青年教室のボランティアさんに「あなたの人生おしえてゲーム」のやり方を教えました
- 2022年11月 第5回渋谷福祉学会でポスター発表「ぐっとあっぷガヤ活動紹介」をしました
- 2021年11月 第4回渋谷福祉学会で口頭発表「自分の将来の暮らしを自分たちで調べるインクルーシブリサーチ」をしました
- 2020年9月 文部科学省主催 超福祉の学校2020オンライン ~障害の有無を超えて共に学び、つくる共生社会フォーラム~「障害のある人の学びの場×コミュニティ・デザイン」にビデオで登壇しました(18分ごろより)
- 2019年8月 日本福祉のまちづくり学会第22回全国大会 研究討論会「福祉のまちづくりとインクルージョン: 青年期の学びの機会に着目して」 に参加しました
- 2019年2月 文部科学省主催「障害者の生涯学習推進に関するセミナー」に登壇しました(動画、配布資料)