ぐっとあっぷガヤのメンバーの企画による「幡ヶ谷街歩き」を実施しました

これまで、ぐっとあっぷガヤは、渋谷区渋谷生涯活躍ネットワーク・シブカツの企画により、渋谷駅周辺での「街歩き調査」を3回実施してきました。今回は、「自分たちの慣れ親しんだ幡ヶ谷でやりたい」「自分たちで街を案内したい」というメンバーの思いを元に、「シブヤ大学」の企画として、幡ヶ谷街歩きをしました。誰でも無料で学べるまちの学び場「シブヤ大学」は、ボランティアの講師が、それぞれの得意分野を生かした授業を企画します。今回はぐっとあっぷのメンバーによる企画、というわけです。

11月15日土曜日、秋晴れの暖かな午後、参加者は2つのグループに分かれて幡ヶ谷社教館から出発。くまちゃん・みーちゃんチームは初台方面、KYOKO・よしえチームは幡ヶ谷駅方面へ、おすすめや案内したい場所を中心に街歩き。ミッションとして、誰もが立ち寄れる場として、ケアステーション本町、渋谷区本町コミュニティセンターにも行きました。

私が参加したチームでは、地元を良く知るKYOKOさんとよしえさんが、「え!こんな道でいいの?」というような細い抜け道をぐいぐい進み、エレベータがなく日ごろ不便に思っているお店、都会にある銭湯(!)、自分が通っていた作業所、小さいころ遊んだ公園などを次々に案内してくれました。途中ではそれぞれの友だちに出会う場面が2回も。

1時間ほどの街歩きを終えて社教館に戻ると、チームごとにポスターを作って発表タイム。各チームの面白エピソードが飛び出す時間となりました。参加した方からは、「幡ヶ谷近辺にこんなところがあったという新しい発見につながった」、「とても楽しかった」という感想がありました。

この街歩きとは別の機会、私はKYOKOさんと待ち合わせ、あるイベント会場に向かったことがあります。「笠原さん、このバス違う!」とKYOKOさんに指摘され、途中で飛び降りたものの、どうやって会場に行くのかさっぱり分からず慌てる私に対し、「大丈夫だいじょうぶ。この道から行けば間に合うから」と、ずんずん案内し、道すがらいろいろなエピソードを紹介してくれるKYOKOさん。案内役のつもりが案内される側に立つことで、自分自身がとらわれていた「支援する」という枠組み、日ごろ自分の土俵で物事を進めようとしていたこと、そして地元に根差して暮らしているKYOKOさんの姿に気づく、大きな転換となった機会でした。「立場」や「役割」を一度考えて直してみませんか。

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